3.ボンネット・フェンダー(フロント)の作成
ボンネットのモデリングは,どの車も難しいものではない。
(エアインテークなどがあると難しくはなる)
セラの場合,これ以上ないほどシンプルな造形である。
そのかわり,ヘッドライトの切り込みが唯一の難点となってくる。
とりあえず切込みがないと仮定してボンネットを作成,
ヘッドライトの切り込み位置に線形状を追加し,自由曲面を複製して2つに分け,(下図赤と青)
要らない部分の線形状を削除する。
上図,赤い自由曲面に切り込みをいれていく。
一番上のチェックポイントの調整が一番シビア。ちょっと動かすだけでしわができる。
光を当てる位置を変えながら,本当にちょっとずつ動かしてアタリを見つける。
最後にボディの端に線形状を増やして丸めをつけて完成。
ウォッシャーノズルの作成。
こういう部分にこだわるかこだわらないかは,個人の判断にゆだねられるところではある‥。
エンブレムの作成。
上面図のテンプレートにトヨタのロゴ画像を貼り付けて作成。
画像はカタログなりGoogleで「TOYOTA LOGO」と検索するなり‥大きくて綺麗な画像ならOK。
今後,トヨタ車のCGを描くときのために別ファイルで作成,保存しておくのもいいかもしれない。
拡大縮小で大きさを合わせて,定位置に移動させて完成。
次はフェンダーである。
この部分は車を描く上で,一番の腕の見せ所になるはず。
それぐらい綺麗に作るのが(車にもよりますが)難しい。
メインとなる線形状を作成。
ボンネットのように,タイヤハウスのような切り込み部分を考えずに自由曲面を作っていく方法もあり。
一応こんな感じ。
枠部分を別に作成。
ちょっとここからの作業でてこずってしまい,上の自由曲面も多少変更することに。
最終的にこうなった。
青,赤,緑の接点部分でどうしてもしわが出てしまい,出ないような線形状の描き方を模索するのに数時間費やす。
ボンネットと比べてしまうと,どうしても反射の仕方がグニャリとしているように見えるが,
ひとまず作業はここまでにしておく。
ここまでのShadeデータ
sera_03.zip(868KB)
※ZIP解凍してから,Shadeで使用してください。
※個人での使用以外でのデータのダウンロードはご遠慮ください。