前回のC111を購入した3時間後
知り合いから送られてきた大量のプラモデルの中にC111が…。
事前にみせていただいた写真から指定したプラモだけが送られてくると思っていただけに…。
送り返すのもしゃくなので、こちらはTypeIIに改造してみようということに。
ただ、TypeIを作った時点でかなりの改造だったため、
TypeIIはいったいどうなるのだろうという不安が…。


で、このTypeIIはどれぐらい違うのか比較写真。

うむ、かなり違う…。
全体の大きさやシルエットこそ似ているが、
フロント・リア部のデザインは完全に、ガラスウィンドウやサイドフェンダーも微妙に違う。
フロントガラスは自作するにはレジンキャストのようにバキューム法で作るしかないが、
機材が一切ないため、なんとか流用することに。


またいつものように写真を印刷して製作開始。
メルセデスベンツ・ミュージアムに飾られているC111が一番きれいな個体のためメインの参考に。

 
タイヤは自作に無理があるため、他のプラモから頂戴することに。
運のいいことに、いただいたプラモの中にほぼ同じホイール&タイヤを使用しているポルシェを発見。
他のパーツも使えそう…?


オリジナルのホイールの裏側がピッタリはまった。

 
位置調整はTypeIとほぼ同じやり方。
とりあえずこんなところか?といった状態。タイヤのスケールは問題なさそうだ。

リア部からとりかかる。
TypeIよりもなだらかに落ちていて、上部の面は高さが狭いようだ。
エッチングノコ→プラ板→パテで補正していく。
バンパー上にわずかにあるボディはバンパーの曲線から作成。(最初はまっすぐに作ってしまった…)
パテを盛った後、ペンにヤスリを巻きつけテールランプ部分の丸いラインを作成。
テールランプはセリカWRCのあまったフォグランプからいただいた。
 

 

リアフェンダーもラインが微妙に違う。
油性ペンでラインを描いてからピンバイス、カッターで切り出していく。
膨らんだフェンダーはエポパテで大まかに作成。細かい箇所を光硬化パテで修正。
 

  

エンジンフードは実車写真を見た限りボディ一体にすべきなのかもしれないが、
製作、塗装のことを考え、はめ込みパーツにすることに。
本来のエンジンフードのパーツにプラ板を加えてパテ補正、ヤスリで調整しながら生成。
 

 

リアが大方終わったところで、重要なフロントフェイスを作成。
パテ埋めして溝をつくる…のはきれいになりそうにないため、
薄いプラ板に事前に溝を掘ってからボディにかぶせる作戦に。

事前にパソコンで描いた溝ラインを印刷して貼りながらバランスを確認。

で、プラ板作成。
できるだけ薄いプラ板にしたいと最初は0.3ミリ厚を使ってみたが、
溝を掘った時点で切り離されるため、1つ上の0.5ミリ厚プラ板を使用。
ボディ側はエアダクトにあたる箇所をエッチングノコで切り離しした。
また、Aピラー下の箇所が分厚いため1ミリ以上は削った。ボディ自体が非常に厚いためこれだけ削っても問題なかった。


マスキングテープで仮接着。エアダクトは右写真のような感じ。湾曲しやすいように0.3ミリ厚プラ板を使用。
ラジエーターはストラトスWRCの余りから。
フロントガラスは下にもぐりこませる形で、ガラス周りのピラーを少し削り角度を下げて使用する。
 

瞬間接着剤でしっかりボディに接着してからサイドをパテ盛り→ヤスリがけ→リトラクタブルライトの溝彫り。

予想以上にボディに馴染んでくれた。ちょっと感動。

この時点で全体を仮組みしてみる。タイヤの位置も調整しなおした。
ボディ自体の修正はほぼ完了。ドアとフロントバンパーを残すのみ。
とはいえインテリアはまったく手を出していない…先はまだ長そうだ…。


その2へつづく。


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