対象年齢8歳以上、接着剤不要のプラモデル「スナップタイト」シリーズ。
アメプラの標準の1/25ばかりのなか、なぜかこのフォードGTは1/24。
しかも最小限のパーツ構成ながらディテールは申し分なく、「少し手を加えれば・・」という興味から購入。
ところが購入後にガルウィング(正確にはディヘドラルドア)ということに気づき、ドアを開閉させる余計な寄り道をする羽目に・・。

まずはタイヤが少しはみ出していたのでシャフトをカットするなどして微調整。


エンジンのルーバー。スリットを開けたのち薄いプラ棒を接着。
フードのモールドがオミットされているので、タガネとエッチングノコでスジ彫り。
 

エッチングノコでドアを切り離し。子供向けキットだけに大変分厚く、思った以上に体力を使いました。
しかしこのおかげで、Aピラーだけでボディ形状を維持してくれました。


内装側もドアの内張りを切り離し。


ドアのアンダー側もシャーシから切り離し。
 

プラ板、プラ棒で隙間を埋めていきます。


1点支点のディヘドラルドアは理想の角度を維持するのが難しいので、
ダンパーを柱にしつつ、クリップのような形状にした真鍮線をドア側に付けたプラ板に挟ませ、外向きの角度調整ができるようにしました。


単にプラ棒に穴を開けただけでは僅かな隙間でも「緩み」となってドアがダランとしてしまうので、真鍮パイプを仕込みました。
 

ドアの内側もプラ板で埋めていきます。


ハンドルは何故か下部分がカットされていたため、プラ棒で修正。


さらにパドルシフトを追加。


シートは穴開けと、オミットされていたヘッドレストの追加。


ライトの造形はキットのままで行こうと思いましたが、
両端のポジションランプは上端が無いため、ここだけはプラ板で追加。


塗装で塗り分け後。


デカールは無いため、自作。


エンジンルーム。自作デカールとカーボンデカールで十分それっぽくなりました。


ダッシュボードは造形が十分すばらしいのでそのまま。


テールランプは外周のみ赤く塗られていたので、ペイントリムーバーで剥がしてからクリアレッド塗装。


ボディ色は理想の色がないため調合。
ウルトラマリンブルー:10、コバルトブルー:7、インディーブルー:1、スーパーシルバー:3


あとやったことは・・
・ワイパー、ルームミラーはジャンクパーツから流用。
・ドアミラーのミラー部をプラ板から作成。
・柔らかい材質でできている透明パーツが曇り気味だったのでコンパウンドで研磨。
といったところでしょうか。


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